「遺品整理」をしなくてはいけないとはいえ、一体何から手をつけていいのかわからないです。
「遺品整理」ができない、進められないと悩む方のために、一般的な手順をお話ししましょう。
「遺品整理」何から手をつけたらいいかわからないと悩んでいる方もいるのでは…と思い、今回は
「遺品整理」の一般的な手順と始め方
についてまとめてみました。
「遺品整理」をしなくてはいけないけれど、何から手をつけたらいいかと悩んでいる方に読んでいただきたい記事です。
[rtoc_mokuji title=”” title_display=”” heading=”” list_h2_type=”” list_h3_type=”” display=”” frame_design=”” animation=””]慌てて業者を探す前に、ぜひ身近に遺品相談ができ信頼できる人を見つけておきましょう。
遺品整理の一般的な手順は
まず「遺品整理」とは、
です。
一般的には「単にモノを片付けて整理すること」「昔の思い出や感情に向き合って心の整理をすること」なのですが、さらにいうと「後世に遺す価値を見極めて、適切に遺す作業」にもなるのです。
さらに遺品整理の概要が知りたい方は、以下をご覧ください。
遺品整理の一般的な手順は、
遺品整理の一般的な手順
- 必要なものと不要なものを仕分けする
- 形見分けの仕分けをする
- 価値のあるものを売る
- リユースやリサイクルの手配をする
- 供養が必要な場合の手配をする
- ゴミや産業廃棄物の処分
になります。
つまり「遺品整理」で最初に手をつけるべきは①の「必要なものと不要なものを仕分けする」です。
仕分けを整理収納アドバイザーと一緒に行う方法もありますし、①から⑥までを一括して遺品整理業者に頼んでしまう方法もありますが、オススメは整理上手な身近な人と一緒に自力で片付けるです。プロに頼む場合の相場など詳しくは
をご覧ください。
何から手をつける?
プロに頼んだ場合はその人達に従って整理すればいいわけですが、問題は自力で遺品整理しようとする場合です。
まず、すぐに家を出なくてもいい場合とすぐに出なくてはいけない場合で対応が変わってきます。
すぐ家を出なくてもいい場合
この場合は有価証券や銀行口座、生命保険等の情報を探し出すことが主な遺品整理となります。
なぜなら亡くなってから名義変更や死亡の届出をしない場合、違法や無効になってしまうことがあるからです。どういった手続きが必要で、どういった遺品を探すのかわからない場合は、専門家や役所に相談するといいでしょう。
その後、以下と同様の手順に沿って必要な遺品とそうでない遺品を分ける作業を必ず行ってください。
家がそのままあり続け遺品整理が適切に行われなかった場合、次の子や孫の代で家を手放さなければならなくなった時に”遺品の価値が全くわからない誰か”が遺品整理をすることになります。
その人は価値に気づくこともなく、何の思い入れもない遺品をあっさり捨てたり、リサイクルショップに売るかもしれません。
家宝のような遺品の由緒伝来を次の世代に伝えていない状態で亡くなってしまわないように、ぜひ気をつけていただきたいと思います。
すぐ家を出なくてはいけない場合
この場合はいかに早く間違いなく遺品を仕分けするか、手順に気をつけなければいけません。家全体を整理するか1部屋のみでいいかによって違いますが、仕分けの手順としては、
遺品の仕分けをする部屋の順番
↓
家中の大きな家具を残らずリビングに持ってきて仕分け
↓
遺す価値の低い遺品が多い場所を仕分け
↓
遺す価値の高い遺品が多い場所を仕分け
と移っていくのがオススメです。
なぜ最初にリビングかというと別の部屋の遺品を一度一ヵ所に集めるためです。各部屋の中で遺品を1点1点見ながらその場で要不要を仕分けしていくのはオススメしません。
なぜなら
・故人の生活感が残りすぎていて整理作業が進まない
からです。
リビングに大きな家具がある場合、その家具を仕分けすることが最初の作業になるかもしれません。大きい遺品がその場からなくなると心理的にかなりスッキリし、その後の小物の遺品整理がはかどるのでオススメです。
ソファーやベッドや冷蔵庫や洗濯機といった大きい遺品をまず先に行政の粗大ゴミ回収やリサイクル業者に出したり、必要とする人の家に移動してしまうのがいいでしょう。
リビングをキレイに整理して場所を大きく開け、その後キッチン、バスルーム、玄関など遺すべき大切な遺品が少なそうな場所から仕分けしていきます。
ただし故人がキッチン道具で名を遺した方だったり、第一級の靴マニアだったりした場合は、仕分けは最後にするか、仕分けせずひとまず段ボールにまとめて別にしておきましょう。
もしお金に余裕があるなら、悩むような遺品はトランクルームか小部屋を別に借りて、いったんそこに置いておくといいと思います。
自分一人では遺品の価値がわからない場合は、できるだけ慌てて選別せずにすむ環境に遺品をおいてあげることが大切です。
遺品整理の最適な時期は
「遺品整理」をおこなう一般的な時期については
こちらの記事に詳しく書きましたが、できれば「終活」「生前整理」と呼ばれる形の”亡くなる前”に始められるのが理想です。
なぜかというと、故人が亡くなってから初めて「遺品整理」をする場合、何が本当に大事なもので、その遺品にどういった意味があるのかを遺された人がまったく知らない状態になってしまう可能性が高いからです。
それから事前にエキテンなどの店舗口コミサイトで、近所で評判の良いリサイクルショップを調べ、見学しに行ったり利用しておくことをおススメします。
※ ただし「エキテン」は口コミ投稿でお金稼ぎができるシステムなようなので、そこまで信用しきらないように注意してください。
いざ遺品整理する時がきてから急にはじめて利用すると、何かと不安になり失敗も多くなるので、一度利用した経験のある信頼できるショップを作り、できればお店の人と顔なじみになっておけば安心感も増します。
早めに早めに、できることから手をつけたほうがイザという時に安心です。
まとめ
いかがでしたか?今回は、
「遺品整理」の一般的な手順と始め方
をまとめました。
集約すると、
・なにが大事か、どういった遺品があるか、遺品の由緒伝来を記録しておく
・なじみのリサイクルショップを見つけておく
<亡くなった後に最初に行うこと>
・大きな家具から仕分けて、遺品を一ヵ所に置くための広い場所を作る
になります。何から手をつけていいかわからないと悩まれた時に参考にしていただければと思います。
この記事があなたの「遺品整理」のお役に立てたら嬉しいです。
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