悲しくて【遺品整理】が進まないあなたに|整理の進め方の注意点

遺品整理
70girl
70代女性

悲しくて「遺品整理」が進まないのです。

fiagirl
案内人

悲しい時は無理をせず、進められる作業から進めていきましょう。

「遺品整理」をしなければいけないのだけれども、悲しくてまったく作業が進まないと悩んでいる方もいるのでは…と思い、今回は

悲しくて「遺品整理」が進まない時の進め方と注意点

についてまとめました。

「遺品整理」を進めたくても、故人への思いが強くて作業が手につかないと悩んでいる方に読んでいただきたい記事です。

目次

遺品整理が進まなくなる理由

遺品を整理するにあたり、まず問題となるのが「なかなか捨てられない」ということです。なぜ遺品をなかなか捨てられないのでしょうか?
それには以下のような理由があります。

① 要不要の判断をする本人(故人)がいない

不要とわかる物でも、もともと自分のものではなかったために精神的に処分しにくい遺品が出てきます。故人が「これは要る」「これは要らない」と判断してくれたらどんなに楽かと思うことでしょう。

それら遺品の要不要を自分で判断しなくてはいけないため、遺品整理が進まなくなるのです。

② 物が多くて手が止まってしまう

物が多すぎると、作業が進まなくなります。

遺品整理が難しいと言われる理由の一つに「物が多すぎて何から手をつけたらいいのか分からない」ということがよく挙げられます。代々続く実家である場合、数十年以上の生活の蓄積によりすさまじい量の遺品が出てくることもあります。

整理作業に慣れている人ならまだしも、何十年も故人が生活していた場所に対して、いるものといらないものの仕分けをしていくのは相当な気力と体力が必要になるのです。

③ 気持ちの整理がつかない

故人が亡くなった直後はお通夜やお葬式、法要などが続くため、遺族は悲しみにくれる時間がありません。しかし四九日の法要を過ぎたあたりから、遺品整理という現実と向き合うことになるのです。

亡くなってから1ヶ月以上過ぎてからでも、自分にとって大切な人が亡くなるというのはとても辛いことだと気づき、その現実を受け止めるのに時間がかかり、作業が止まってしまうことはよくあることです。

④ 思い出がよみがえり、捨てることに罪悪感がある

自分の中でなんとか気持ちを整理して、いざ遺品と向き合おうと思っても、実際に遺品を手にとると、様々な思い出がよみがえってきてしまいます。

遺品はすべて、故人の思い出がたくさんつまっているものです。捨てなくてはと思っていても、その「捨てる」という行為に対して罪悪感を持ってしまい、作業が止まってしまいます。

遺品整理が進まない時の進め方

① とにかく作業してみる

はじめてみるまでは、遺品にさわるなんてとんでもないと思うかもしれませんが、「遺品整理」が悲しさを癒すことがあります。

作業をするうちに、悲しいのと同時に故人を思い出して笑ってしまったり、一緒に整理している家族とあれこれ懐かしい思い出話をしながら作業することで、徐々に心の整理がついてくるのです。

故人が大切にしていたものを、さっと捨てることができないのは当たり前の感情です。

注意したほうがいいのは、急いでいるからとか忙しいからとか遺品にふれたくないからといった理由で遺品整理業者に丸投げしたり、よく見ずに捨ててしまうこと

心の整理がつかないままに遺品を失ってしまうと、後々後悔することになります。

② 一人でやらない

遺品を片付けていくなかで、気持ちにも整理がついていくのが理想ですが、最初は途方にくれてしまう人が多いのが現実でしょう。

そんな時、誰かに話を聞いてもらいながら片付けていくのがオススメです。

できれば身近なわかりあえる親族、難しければ良心的な遺品整理業者に話を聞いてもらうと悲しい思いやつらい思いを分かち合えることができ、遺品整理がつらいだけのものではなくなります。

1人で大量の遺品整理をしていると、徐々に「全部捨ててしまおうか」という思考になり、大事なものも捨ててしまうことになりかねないので注意してください。セーフティーネットという意味でも複数で作業するほうが良いといえます。

③『大事なもの』を見極める

遺品整理で大量に片付けをするとはいえ「想い出」や「想い出の品」は遺すことができます。

ただ何もかも取っておくわけにはいかないので、その中から「本当に大事なもの」を見極める必要があるのです。時間はかかるけれど、その時間にみあった「大事なもの」を見つけることができるので、ぜひ、その時間を作るようにしてください。

大事なものを見極められるのは、あなただけです。その選別作業を業者にまかせてしまわないように注意してください

④「遺品供養」の儀式をおこなう

「遺品を普通の燃えるゴミや粗大ゴミに出すのは気が引ける」ということがあるかと思います。このような心理的抵抗をやわらげるために、昔から「遺品供養」という儀式があります。

そういった古来からあるサービスを利用することで、悲しい想いも癒され、遺品を手放す気持ちになることもあります。

ただ、きちんとしたサービスなのか、不法投棄されたりしないかには注意してください。

例えば【みんなのお焚き上げ】は、箱に「詰めて送るだけ」で感謝とともにきちんと手放せるサービスです。「想いが込もって捨てるに捨てられないモノ」を手軽にきちんと処分することができます。

みんなのお焚き上げ

さらに遺品ではなく部屋自体に何かあり、お坊さんに来てお経をあげていただきたいという場合は【お坊さんの輪】というサービスがあります。

他にも様々なサービスがありますので、安心できて自分に合ったサービスを探してみてください。

⑤ 遺品の整理はまず職場のものから

故人の遺品のうち、自宅で愛用していたものは捨てにくい傾向にあります。

そういった際にまず職場のものから整理をはじめるというのは、事務的に行えて良い方法です。

故人が勤めていた場合は、葬儀が終了次第、職場に行って故人の遺品の整理をして引き取ります。

自営などの場合は、仕事関係の書類や帳簿類は、税金等の関係を考慮して、少なくとも5年は保管しておきましょう。

仕事関係の品は居るものが多く、比較的捨てるものもわかりやすいので、悲しくて手につかない場合でも作業しやすいといえます。

保管する場所がなく、ほとんど捨てなくてはいけない場合には、よく精査し、必要な書類を捨てないようにだけ注意しましょう

置き場所に困る場合、段ボール1箱から少額で預けておける【サマリーポケット】がおすすめです。

きちんと1ヶ所にまとめておけば、いざ必要になった時にも困りません。

⑥ 故人の核の部分は最後に

悲しくて作業が進まないという方の場合は、故人の一番核になる部分、日記や手帳、写真、アルバム、デジタル遺品などの整理は最後にすることをオススメします。

最初にその部分から手をつけてしまうと、見入って感情移入してしまい進まなくなってしまうからです。

同じつらい遺品整理作業でも、替えがきくものや再び買えるもの、電化製品や大物などから片付けるようにすると、明らかに部屋がすっきりするので気分に変化が生じます。そのタイミングで小物にとりかかるといいでしょう。

⑦ 寄贈やリサイクルに出して、次につなげる

心底悲しくて遺品を整理できない、捨てられないという場合は、無理に捨てなくてもいいと思います。

ただ、場所がなくてどうしようもないという場合は「どこかでその遺品をつかってもらう」という選択を考えてください。

寄贈やリサイクルをすることで、遺品を手放すことができ、なおかつそこでまた役に立っている、みんなに見てもらえている、喜んでもらえていると感じることができるので、心の整理に役立ちます。


fiagirl
案内人

寄贈に関しては、さらに調べてこのサイトにまとめていく予定です!

まとめ

いかがでしたか?今回は、

悲しくて「遺品整理」が進まない時の進め方と注意点

についてまとめました。

フィールドアーカイヴでは、置いておけない大切な遺品を「捨てる」のではなく「寄贈する」という提案をしていきたいと思っています。

この記事があなたの「遺品整理」のお役に立てたら嬉しいです。

コメント

  1. […] 遺品が多くて悩んでいる場合 […]

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