父が遺した品が多すぎて、どこから片付ければいいのかさっぱりわかりません。業者に頼むべきなのか、自分で整理すべきなのかも迷っています。
そんなとき、まず知っておきたいのが『遺品整理』の基本です。丸投げしたり、慌てて処分する前に、整理の流れやポイントを理解しておきましょう!
「遺品整理」って何をどうしたらわからないと悩んでいる方もいるのでは…と思い、今回は
知っておきたい『遺品整理』の概要|迷いを解消し、整理をスムーズに
をまとめてみました。
「遺品整理」をしなくてはいけないけれど、どうしたらいいかわからないと悩んでいる方に読んでいただきたい記事です。
面倒くさいからと、すべてを業者にまかせてしまうのは避けましょう。
遺品整理は「後世に遺す価値を見極めて、適切に遺す作業」です。
特に、著名な方の親族は ”適切に遺すこと” を考えてください。
遺品整理とは?
まず「遺品整理」とは、
親族や身内が亡くなったとき、その人が生前に使っていたものを整理すること
です。
一般的には「単にモノを片付けて整理すること」「昔の思い出や感情にもしっかりと向き合って心の整理をすること」なのですが、さらにいうと「後世に遺す価値を見極めて、適切に遺す作業」にもなるのです。
次に「遺品」と「整理」とに分けて考えてみましょう。
遺品とは何か?
「遺品」とは、
- 故人が所有していた物
- 故人の身の回りのものや日常的に使っていたもの
- 故人にまつわる持ち運べるもの全般
など、その人にゆかりのある全てのものを指します。
遺品の「遺」には死後に遺す、「品」には持ち運びできるという意味があり、生前の品は「遺品」とは呼ばず、持ち運びできないもの(故人の思想など)も「遺品」とは呼びません。
逆にいうと、故人にまつわる持ち運びできるもの全般は「遺品」なので、肉体の一部である髪の毛も「遺品」と呼びます。
その他スマホ・パソコンなどの電子機器から、お札・時計・刀などの骨董品まで「遺品」には様々な種類があります。
整理とはどういうことか?
「整理」とは、
- 乱れた状態のものを整えて、きれいにすること
- いるものといらないものを分け、いらないものを処分する
という意味があります。
整理の「整」には乱れたものをきちんとする、「理」にはものごとの筋道という意味があります。
つまり
「理」=筋道に沿うように
「整」=きちんとする
のが「整理」なのです。
遺品整理の概要と流れ
「遺品整理」は、主に以下の手順で行われます。
- 遺品をまとめる(把握作業)
- その中から必要な品と売れる品と不要な品を判別する(整理作業)
- 不要な品を処分業者に頼んで処理してもらう(処分作業)
- 売れる品を買取業者に頼んで買い取ってもらう(買取作業)
- 必要な品を形見分けしたり、保管整頓する(整頓作業)
実際には整理や処分作業だけではなく、把握や買取、整頓作業まで含めて「遺品整理」となることがわかるかと思います。
どこからどこまで片づけるべきか?
遺品を整理する場合、①の把握作業に際し、どこから手をつけてどこまでやればいいのだろう?そんな疑問をお持ちの方も多いと思います。
遺品整理の基本は、ともかく家の中の遺品を全て整理することです。
マンションやアパートなど賃貸の場合は、借りた時の状態に戻すことが大前提になります。
一区切りつくのは、故人の遺品をすべてチェックして、捨てるものと捨てないものを把握し終わった辺りかと思います。
あまりに量が多く、急を要して大変な場合は、それらの作業を専門でおこなってくれる「遺品整理業者」に頼むのも必要かもしれません。
問題は「いつ、遺産整理業者に頼むか?」です。
きちんと遺品を見ずに最初から頼むことはお勧めしません。
遺品整理の意味と心構え
「遺品整理」は故人が亡くなってから行われるために、遺された者にとってはどうしてもつらい作業になりがちです。
故人の遺品を整理していく作業は、故人が生きていた証となるものとあらためて向き合うことになるため、再び悲しみや寂しさに包まれてしまうからです。しかし遺品をそのままの状態で残しておくと、見るたびに故人の思い出がよみがえり、それはそれでつらいものです。
さらにいうと逆に、故人の遺品に全く興味がなく、どこに価値があるのかも理解できず、場所をとって邪魔だから早くなんとかしたいと思う方もいるかもしれません。
「遺品整理」に悩んでいる人へ
「遺品整理」をしなくてはいけないけれど、どうしたらいいかわからないと悩んでいる方も多いと思います。
作業をするのはつらいし、いつまでも遺品があるのも嫌。
だからといって、遺品にきちんと向き合わずに遺品整理業者に作業を丸投げしてはいけません。
その理由は以下になります。
- 故人の遺品を自らの手で整理し、丁寧に仕分けていくことで気持ちの整理につながるから
- 真に価値のあるものを見分けるのは業者ではできないから
特に②は、故人が何かしらの分野で業績のあった方、著名な人物だった際に重要な意味があります。
例えば故人が著名な作家だった場合、執筆アイデアの走り書きメモは文学館に保管しておく価値があるかもしれないですが、業者にとっては単なるゴミと判断されてしまうかもしれません。
例えば故人がデジタル界のカリスマ的存在だった場合、その人が遺したデジタルデータは貴重なものですが、あっさり消去され廃棄されてしまうかもしれません。
その命運を握っているのは、遺された者である、あなたなのです。
あなたがはっきり価値を見出さないと、業者には判断ができません。
なにも遺品すべてを抱え込んで、故人のため、故人のファンのために墓守のような人生を送りましょうと薦めているわけではありません。
そのための「遺品整理」なのです。
手元で管理したい人にはその方法を、苦労なく適切な場所に遺品を寄贈したい人にはその方法をこのサイトでお伝えしていきたいと思っています。
まとめ
いかがでしたか?今回は、
知っておきたい「遺品整理」の概要
についてまとめました。
いきなり業者に頼むのではなく、まず自ら「遺品整理」に関わることの大切さに気づいていただけたかと思います。
この記事があなたの「遺品整理」のお役に立てたら幸いです。
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